| 研究課題/領域番号 |
17K00872
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| 研究機関 | 天使大学 |
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研究代表者 |
松下 真美 天使大学, 看護栄養学部, 講師 (60517316)
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| 研究分担者 |
斉藤 昌之 北海道大学, 獣医学研究院, 名誉教授 (80036441)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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| キーワード | 魚油 / ω3脂肪酸 / 褐色脂肪組織 / メタボ |
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| 研究実績の概要 |
ヒト褐色脂肪組織と食事脂肪との関係について、特にω３脂肪酸に焦点を当てて、褐色脂肪への作用とエネルギー消費・体脂肪・耐糖能・リポタンパク質代謝などとの関係を解析し、ω３脂肪酸の肥満・メタボ予防効果の新規メカニズムを明らかにすることを目的として以下の３点を実施する事とした。
１）ω３脂肪酸を主成分とするサプリメントを摂取して２時間の安静時エネルギー消費量の測定を褐色脂肪高活性者８名および低活性者８名を対象として行った。高活性者の方が摂取30分以降に安静時エネルギー消費量が高い傾向にあるものの有意な差は認められなかった。
２）１）と同じサプリメントを低活性者５名に約40日間毎日摂取させ、寒冷暴露前と室温19℃寒冷暴露2時間後の安静時エネルギー消費量を測定し、サプリメント摂取前と摂取後の寒冷誘導熱産生を比較した。サプリメント摂取後の方が寒冷誘導熱産生が有意に高かった。
３）１）のサプリメント単回摂取試験では、有意な差が認められなかったことと、採血ができなかったことから、サプリメントではなくω３脂肪酸を含む食品（サンマ、アマニ油）を摂取し、安静時エネルギー消費量の測定および採血をおこなった。結果の解析・まとめが未完である。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
目標実験数をなんとか実施することができたが、新型コロナの影響によりオンデマンド授業の準備等に時間がかかり、結果の解析・まとめを行うことができていない。
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| 今後の研究の推進方策 |
ω３脂肪酸を含む食品（サンマ、アマニ油）を摂取した時の安静時エネルギー消費、血糖、インスリン、NEFA等の分析結果を用いて褐色脂肪高活性者と低活性者の比較を行う。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナの影響でオンデマンド授業の準備が忙しくなり、データ解析・まとめを行う時間がとれず、学会発表・論文の作成にまで至らなかった。データ解析・まとめを行い、学会発表・論文作成のいずれかを行う予定である。
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