• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実績報告書

Virtual Reality技術利用の見積りスキルアップ食育プログラムの可能性

研究課題

研究課題/領域番号 17K00928
研究機関京都府立大学

研究代表者

吉本 優子  京都府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (40255914)

研究分担者 吉田 大介  大阪市立大学, 大学院工学研究科, 准教授 (00555344)
藤倉 純子  女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (20307078)
中野 秀男  帝塚山学院大学, 人間科学部, 特任教授 (40093439) [辞退]
梅本 真美  大阪夕陽丘学園短期大学, その他部局等, 助教 (40625464)
奥田 豊子  帝塚山学院大学, 人間科学部, 教授 (90047308) [辞退]
片井 加奈子  同志社女子大学, 生活科学部, 教授 (90325291)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード画像食品重量の見積り / 3次元表示食品画像 / Virtual Reality / eラーニングシステム / 管理栄養士養成課程生 / 栄養教育 / 教育効果
研究実績の概要

最終年度は,対象者(管理栄養士養成課程生,27名,女性,3回生)を追加し,昨年度と同様にeラーニングシステムを利用して学習してもらった.収集したデータは昨年度のものとまとめて,eラーニングシステムの教育効果を検討した.したがって対象者は,合計で147名(女性,1・3年生),介入群ではTurn(360度立体回転画像)群が38名,VR(両眼視差利用立体画像群)群が35名,非介入群ではTurn-C群が37名,VR-C群が37名となった.そして,介入群に見積り力の向上と見積り行動の変容が確認され,特にTurn群において有意であった.
研究期間を通じた主な研究成果は,以下のとおりであった.1)3次元表示(3D)画像は,2次元表示画像よりも食品重量の見積りが容易となり,3D画像を利用した食品重量見積りのeラーニングシステムは,見積り力の向上に貢献する.2)重量把握が可能なフードモデル(リアルフードモデル,委託開発)と食品画像とを組み合わせた,複数回の食品重量見積り学習も,見積り力の向上に貢献する.3)eラーニングシステムでVR画像を利用すると,学習者にVR酔いや疲労がやや多く見られたことから,ゲーム要素を取り入れるなどして,楽しく学んでもらうことの必要性が示唆された.
ICT(情報通信技術)の利活用が加速している中,本研究により栄養診断・教育においてもICTが有用であることが確認された.開発されたeラーニングシステムは,管理栄養士や管理栄養士・栄養士養成課程生の食品重量見積り力の向上に貢献する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 3次元表示画像食品の重量見積りeラーニングの有用性 -フードモデルとeラーニングの併用-2022

    • 著者名/発表者名
      吉本優子,伊藤彩月,齊藤仁美,藤倉純子,梅本真美,片井加奈子,吉田大介,上田直生,光森洋美
    • 学会等名
      第69回日本栄養改善学会学術総会

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi