研究課題
基盤研究(C)
本研究では日本人成人が日常の食事で一般的に食べる料理の材料として標準的に使われる食品の名称および料理1人分に使われる標準使用量のデータベースを、日本人を対象として実施された食事記録調査の調査原票とインターネットのレシピサイトを用いて作成した。このデータベースによって食べた料理の名称をもとに通常の食事から摂取する食品および栄養素の量を推定することを可能とした。
栄養疫学
本研究で開発した日本人が日常的に食べる料理の標準的な食品構成および食品の使用量のデータベースによって、食事記録を用いた栄養調査においてより簡便な方法で対象者の食品および栄養素摂取量の推定が可能となることが期待できる。この方法は従来の食べた食品を都度秤量して記録する方法に比べ対象者の負担が少ないことから、調査の協力率の向上が期待できる。また、複数日に及ぶ調査も実施しやすい可能性がある。