研究課題/領域番号 |
17K00975
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
佐伯 昭彦 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (60167418)
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研究分担者 |
池田 敏和 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (70212777)
土田 理 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 教授 (10217325)
川上 貴 宇都宮大学, 教育学部, 講師 (90709552)
金児 正史 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (00706963)
米田 重和 佐賀大学, 学校教育学研究科, 准教授 (20711592)
松嵜 昭雄 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (10533292)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 数学的モデリング / 教師教育 |
研究実績の概要 |
本研究では,その授業研究で得られた成果を活かして,数学的モデリングにおける理論と実践の往還を図るリーダー育成型の教師教育プログラムを開発し,その成果と課題を明らかにすることを目的とする. 令和元年度の研究実績状況は以下の通りである. ①2019年7月に香港で開催された数学教育(数学的モデリング)の国際会議(ICTMA19)に研究代表者と研究分担者2名が研究成果を発表し,海外の数学的モデリングの教師教育の研究動向を調査するとともに,海外の研究者との情報交換を行った. ②本研究で企画・開発した教師教育プログラムの「導入コース」を鳴門教育大学で2回(2019年5月19日,7月13日)実施した.さらに,「基礎コース」を鳴門教育大学で1回(2019年9月29日)実施した.参加者は,現職教員と教員養成系大学院生(学卒,現職)であった. ③本研究で企画・開発した教師教育プログラムの「研究授業デザインコース」を鳴門教育大学で1回(2020年1月12日)実施した.このプログラムでは,現職教員,教員養成系大学院生(学卒,現職),実践研究者,学術研究者が協働で小学校,中学校,高等学校で実施する研究授業のデザインを行った.なお,このプログラム終了後から研究授業の間に,研究授業を実施するそれぞれの授業者と学術研究者(2名)が,研究授業のデザインを改善するために,最低限6回の協議を適宜行った. ④2020年2月20日に徳島県立阿波高等学校で1年生を対象に「タイルの敷き詰め問題」と,2020年2月28日に徳島県三好市立三縄小学校で6年生を対象に「工夫して紙の枚数を知ろう」の研究授業を実施した.なお,2020年3月11日に徳島県勝浦町立勝浦中学校で1年生を対象に「ペットボトルキャップで子どもを救おう!」の研究授業を実施する予定であったが,新型コロナウィルス感染拡大防止策の観点から次年度に延期することにした.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究で企画した数学的モデリングの教師教育プログラムの「導入コース」「基礎コース」「研究授業デザインコース」を実施した.さらに,それを基にした研究授業を小学校と高等学校で実施しため,おおむね順調に進展していると考える.なお,実施した教師教育プログラムと研究授業における成果と課題の分析及び考察は今後の課題である.
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今後の研究の推進方策 |
申請期間内で計画している4つの具体的な研究項目において,以下のように研究を推進する. (1) 国内外における教師教育研究の動向を調査するとともに,研究期間内で得られた研究成果を,日本科学教育学会や日本数学教育学会等で積極的に発表する. (2) 2020年度に実施した教師教育プログラム及び2つの研究授業の分析・評価を行いプログラムの改善を行う. (3) 2020年度に新型コロナウィルス感染拡大防止策の観点で延期した中学校での研究授業を実施し,その分析・評価を行う. (4) 教師教育プログラムの受講者の職能成長を分析・評価する.
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次年度使用額が生じた理由 |
研究代表者(佐伯昭彦)の分担金において,199,333円の残金が生じた.その理由は,3月に実施する中学校での研究授業及び2019年度の研究成果を振り返るための研究打合せを予定していたが,新型コロナウイルス感染防止の観点から延期したためである.予定していた研究授業と研究打合せを令和2年度に行うため,この残金を確保した. 研究分担者(池田敏和教授)の分担金において,7,420円の残金が生じた.その理由は,宇都宮大学の川上貴講師(研究分担者)との研究打ち合わせを予定していたが,新型コロナウイルス感染防止の観点から中止にしたためである.予定していた研究打合せを令和2年度に行うため,この残金を確保した. 研究分担者(川上貴講師)の分担金において,140円の残金が生じた.その理由は,鳴門教育大学で実施した教師教育プログラムに出席するための航空券と宿泊を早い時期に予約したために予定より安価になり,残金が生じた.令和2年度に配分される研究費と合算して書籍費に使用する予定である.
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