カメルーン国ヤウンデ市においてパイロット初等学校および中等学校を対象として,地域の文脈に即した問題解決能力を向上させる理数科教育プログラムが教材研究の手法を用いて開発されることを,現地教育省カウンターパートと共同で支援した。授業研究により,初等学校では2019年改訂カリキュラムに基づく生徒のコンピテンシーの開発を目的とした学習が強調された授業が実施され,また中等学校においては状況問題がより授業目的を反映したものとなっていた。事前事後テスト結果の比較では12問中6問で成績の向上が見られ,理数科教育プログラムの一定の妥当性および適用性が確認された。
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