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2020 年度 実績報告書

薬学系英語教育における授業モデルの構築:専門語彙・読解教材の開発と効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 17K00990
研究機関大阪薬科大学

研究代表者

スミス 朋子  大阪薬科大学, 薬学部, 教授 (50402988)

研究分担者 野口 ジュディー津多江  神戸学院大学, グローバル・コミュニケーション学部, 名誉教授 (30351787)
天ヶ瀬 葉子  同志社女子大学, 薬学部, 助教 (90550822)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード専門英語教育 / 薬学 / 語彙 / 読解 / スマートフォン / アプリ
研究実績の概要

最終年度である令和2年度は、3種類の医療系専門語彙教材が学習できるスマートフォンアプリの開発を完了した。うち、2種類のアプリMedical Terminology: Affixes (Med-Affix)とMedical Terminology: Basic Terms (Med-Basic)を年度内にリリースし、授業で語彙学習の効果の検証とアプリの利用に関する調査を行った。検証は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、予定していた大学においてスケジュールや授業形態が変更となったため、大阪の一校(薬科大学)のみで実施した。
まず、4年次生対象の授業では、ラテン・ギリシャ語由来の接頭・接尾辞、語根が学習できるMed-Affixのアプリを利用した学習を促し、その学習効果の検証としてオンライン上のアンケートとPre-/Post-testを実施した。また、1,2年次生対象の授業では、基本的な用語が学べるMed-Basicの利用を促し、発音学習の効果の検証としてオンライン上のアンケートとPre-/Post-testを実施した。次に、2種類のアプリの利用を同じ内容の紙版(PDF)の教材利用と比較し、アプリに関する満足度を調査した。
さらに、開発した読解教材の検証としては、昨年度に引き続き、4年次生を対象に、患者向け医薬品情報書(PIL)、製品特性概要書(SmPC)や臨床系研究論文などの読解指導を試みた。そして、学期末にはアンケートを用いて授業の難易度に関するフィードバックを得た。
研究成果の一部は、2020年に第5回日本薬学教育学会年次大会、第3回JAAL in JACET 学術交流集会等で発表し、論文にまとめた。

備考

野口ジュディー、天ヶ瀬葉子、スミス山下朋子 Medical Terminology: Affixes、丸善雄松堂・デンショク、2020年(教育アプリ)
天ヶ瀬葉子、スミス山下朋子、野口ジュディー Medical Terminology: Basic Terms、丸善雄松堂・デンショク、2020年(教育アプリ)

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 意味と発音に焦点を当てた薬学生の専門用語の語彙習得について2020

    • 著者名/発表者名
      スミス山下朋子、天ヶ瀬葉子、山下直子、野口ジュディー
    • 雑誌名

      大阪薬科大学紀要

      巻: 14 ページ: 77-86

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 薬学生を対象とした医学薬学専門英語の指導と習得度および定着度の検証2020

    • 著者名/発表者名
      天ヶ瀬葉子、スミス山下朋子、野口ジュディー
    • 学会等名
      第5回日本薬学教育学会大会
  • [学会発表] 薬学系大学生のための 専門語彙学習アプリの開発と評価: 語構成 (affix) から学ぶ専門用語2020

    • 著者名/発表者名
      スミス山下朋子、天ヶ瀬葉子、野口ジュディー
    • 学会等名
      第3回JAAL in JACET 学術交流集会
  • [学会発表] 医療語彙の接辞学習を目指した教材開発とその効果2020

    • 著者名/発表者名
      スミス山下朋子、天ヶ瀬葉子、野口ジュディー
    • 学会等名
      第3回JAAL in JACET 学術交流集会

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公開日: 2021-12-27  

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