研究課題
本研究は、超小型人工衛星であるCubeSatを題材とし、CubeSat開発における複合技術のシステム開発の手法を、学士課程の汎用的なカリキュラムに適用するための手法の開発を目的としている。人工衛星開発においては、機械工学、電気工学、通信工学などをはじめとする多様な基盤時術を複合してミッションを達成するためのシステムとして設計・開発を行う必要がある。こうした開発手法を工学系学士課程に汎用的に適用するために、R01年度は学生中心の実際のCubeSat開発の検討を行いつつ、高専専攻科における機械制御工学専攻のカリキュラムへの適用を検討・試行した。 検討に際しては、他の教育機関における類似の取り組みの実施状況について訪問調査を併用することによって、事前に想定される課題等を抽出し整理を行った。特にR01年度は、高専専攻科1年生(大学3年相当)を対象とした機械制御工学総合実験に於いて、ドローン、モデルロケット、CabeSatといった飛翔体を用いた工学ミッションを行うための基本的要素技術を理解するための授業設計を行った。全15回のカリキュラムを構成し、s初回のガイダンス・概論に始まり、モデルロケットの理論・実験、CubeSatを構成する各種センサの実験、センサを用いた制御実験等を実施した。これらの実験を通じて、要素技術についての基本的理解を習得したのち、学生は次年度にCubeSat、モデルロケット、缶サット、ドローン等による空中ミッションを実施するPBL科目を受講する。本年度は、上述の実験の状況を踏まえ翌年度実施予定のPBL科目(総合演習)についてのシラバスの検討を行った。
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The 2020 International Conference on Artificial Life and Robotics (ICAROB 2020)
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米子工業高等専門学校研究報告
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