本研究の目的は、画像処理技術と遮蔽効果を考慮した点減衰近似式を用いることで放射線の遮蔽計算の時間の短縮を行うことで、学習者が集中力を損なうことなく放射線の遮蔽方法を学習できる、放射線遮蔽教育教材の開発を目的とした。 本教材は、模擬放射線検出器、仮想放射線源、複数の放射線遮蔽教材で構成される。本教材を用いることにより、学習者は模擬放射線検出器を用いて放射線の遮蔽方法を学習できるため、放射線の遮蔽方法、放射線検出器を用いた放射線の測定方法を学習できると考えられる。また、マイコンを用いて仮想放射線源を作成することで、より直感的に理解できる教材への改良を行った。
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