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2017 年度 実施状況報告書

数学・理科・情報の教科で使われている科学用語の共起ネットワーク分析

研究課題

研究課題/領域番号 17K01009
研究機関国立教育政策研究所

研究代表者

坂谷内 勝  国立教育政策研究所, 研究企画開発部教育研究情報推進室, 総括研究官 (70187053)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード科学教育 / 科学用語 / 共起ネットワーク
研究実績の概要

本研究は、数学・理科・情報の教科書と学習指導要領に出現する科学用語を基本にして、科学用語の共起ネットワークを作成し、このネットワークと多種多様なテキストデータとの関連分析を行うことを目的としている。本年度は、以下のことが明らかになった。
科学用語は教科書の索引から収集し、調査した教科書(平成13~14年に文部科学省検定済)は、中学校と高等学校の数学、中学校理科、高等学校物理・化学・生物・地学、中学校技術・家庭、高等学校情報の教科書である。収集した索引の総数は3552件である。異なる教科・科目で共通に出現する科学用語を調べると、4科目以上で出現する科学用語は存在しなく、3科目で出現する科学用語は11件存在する。重複しない科学用語(異なり語数)は3054件である。2科目で共通に出現する科学用語は、215件である。 最も文字数が少ない科学用語は1文字から成るもので、35件存在する。最も文字数が多い科学用語は16文字から成るもので、3件存在する。
理科系読み物「化学とんち問答」(米山正信,講談社)で使用されている科学用語は、総抽出語数は65,607で、異なり語数4,791である。使用されている科学用語は360語で全体の7.5%である。文科系読み物「俳句のたのしさ」(鷹羽狩行,講談社)で使用されている科学用語は、総抽出語数は61,395で、異なり語数5,507である。使用されている科学用語は85語で全体の1.5%である。映画「男はつらいよ・ぼくの伯父さん」(山田洋次・朝間義隆,松竹株式会社)の台詞で使用されている科学用語は、総抽出語数は14,822で、異なり語数1,816である。使用されている科学用語は11語で全体の0.6%である。科学用語は、理科系読み物、文科系読み物、映画の台詞の順に、多く使用されていることが明らかになった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の研究計画通りに研究を遂行したため。

今後の研究の推進方策

当初の研究計画通りに研究を推進する。

次年度使用額が生じた理由

消耗品を購入しなかったため次年度使用額が生じた。次年度購入する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 日本語コンテンツにおける科学用語の共起ネットワーク分析2018

    • 著者名/発表者名
      坂谷内 勝
    • 雑誌名

      日本語教育連絡会議(2017)論文集

      巻: 30 ページ: 51-58

  • [雑誌論文] 数学・理科・情報の教科に出現する科学用語の分析(1)2017

    • 著者名/発表者名
      坂谷内 勝
    • 雑誌名

      日本科学教育学会年会論文集

      巻: 41 ページ: 441-442

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公開日: 2018-12-17  

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