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2022 年度 実施状況報告書

理系グローバル人材育成のための科学英語教材開発と小学校向け実践事例集の作成

研究課題

研究課題/領域番号 17K01032
研究機関大阪教育大学

研究代表者

種村 雅子  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (30263354)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2024-03-31
キーワードSTEAM教育 / グローバル人材 / 教科横断的な学習
研究実績の概要

世界的に猛威をふるった新型コロナウイルス感染症の流行や大地震の発生,気候変動により,我々の生活の安全・安心が脅かされている。地球規模の問題に対処するためには,未来を担う子供たちの教育は重要で,理系向けのグローバル人材の育成を目指した教材開発を行っている。グローバル化が進む中で求められる人材像としては,語学力やコミュニケーション能力の高さだけでなく,主体性や協調性や柔軟性も兼ね備える必要がある。近年注目されているSTEAM教育(Science(科学),Technology(技術),Engineering(設計・ものづくり),Arts(芸術・教養),Mathematics(数学))では,理数教育に加えてArts(芸術・教養)を融合することで創造性・想像性の育成が含まれている。これまでの理数教育では,1つの解決策を目指す傾向があったが,多面的な見方が促され,新しい解決策を生み出すことが期待できる。
文部科学省はSTEAM教育等の教科横断的な学習を推進し,実社会での問題発見・解決に生かしていく力を身に付けることを求めている。昨年度,H小学校において学校ビオトープを活用したSTEAM教育を実践した。学校や地域の抱える問題解決に向けて,理科・社会・国語・図工・総合等の教科横断的な探究学習が実践できた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

理系グローバル人材とは単に理科と語学力の習得に力を入れるだけではなく,主体性・協調性・柔軟性を兼ね備えた総合力が求められている。昨年度は小学校現場において,学校や地域が抱える問題の解決に向けた探究学習として,教科横断的にSTEAM教育の実践ができた。

今後の研究の推進方策

これまでに開発してきた科学英語教材やSTEAM教育の教材について,課題と問題点を整理し,改善をする。さらに,小学校教員向けの教員研修や研究会を通じて,学校現場の先生の意見を取り入れて,改善を加える。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナ感染の影響で,予定していた海外出張が無くなったため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 小学校6年理科「生物と環境」における体験型STEAM教育による問題解決学習の試み2022

    • 著者名/発表者名
      種村雅子,田中大介,渡邊光詩郎,細川克寿,アンドリュー ガン
    • 学会等名
      日本理科教育学会近畿支部

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公開日: 2023-12-25  

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