研究実績の概要 |
ステップ3:マスターコース)により,以下の研究項目を実施した。 ①選抜した第2期受講生34名を対象にプレマスターコース(ステップ2)及びマスターコース(ステップ3)を実施すると共に,指導教員・チューター学生・運営委員会委員・外部評価委員会委員及び保護者の参加による研究成果発表会を実施した。②活動の進行に伴う成長過程(ステップ1~3)を通して,受講生の意欲・能力向上の度合いを定量的に評価する「評価シート((1)潜在的能力(集中力・忍耐力,知的好奇心・意欲の高さ,論理的思考力,科学・技術的知識),(2)専門的能力(科学・技術的思考力・表現力),(3)創造的能力(科学・技術的直感力の程度)」により,受講生の変容を把握した。③理数・技術領域に意欲と才能が見込まれる中学生(小学5,6年生含む)を広く集めるため,教育委員会,小・中学校の理数科教員,地域の関係機関・団体の協力の下,効果的な募集・選抜方法を計画・実施し,第3期受講生40名を選抜した。④第3期受講生に対して,関係機関の教員と連携しながら,理科(化学・生物・地学・宇宙物理学),数学(算数),技術・情報領域における幅広い分野・領域をカバーしたスタンダードコース(ステップ1:8回)を実施した。 本研究では,大学,学校,教育委員会,地域の関係機関や科学者・技術者等の専門家と連携して,理数・技術領域に意欲と才能を有する中学生(小学5,6年生を含む)を対象に,“探る・究める・発見する”という問いの資質能力を重視した幅広い科学・技術分野の体験学習を取り入れた三段階のステップアッププログラムによる体系的な人材育成プログラムと共に,個に応じた体系的な教育プログラムを継続的に実施する実践的なシステムを構築した。
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