研究課題/領域番号 |
17K01044
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研究機関 | 東都医療大学 |
研究代表者 |
勝部 憲一 東都医療大学, ヒューマンケア学部, 教授 (20233760)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | がん治療 / 看護学 / 医学 / 基礎科学教育 / 高大接続教育 |
研究実績の概要 |
平成29年度は「看護学科学生におけるがん治療の学習到達度調査の予備試験研究」という課題で、所属大学の学生ボランティアを対象としてがん治療に関しての知識と理解を問う試験問題の作成をおこなう予定にした。そのため以下の計画を8月所属大学の研究倫理審査委員会に提出した。 「ボランティア学生が、入学から卒業までにがん医療について正確な知識を持ち、現在のがん医療に十分対応できるような教育プログラムの開発を最終目的とする。平成29 年度(平成31年7月までの範囲)は「がん治療に関する知識調査」の試験問題作成(平成31年度以降実施予定)のための予備調査試験を実施する。具体的には本調査で使用する候補問題を作成して学生被験者に解いてもらい、その試験結果を解析する。解析結果をもとに平成30年度以降におこなう予定の本調査の試験問題の適正化を図る。」 計画としては平成29年11月の告示、12月末の実施を計画したが、審査が進まず最終的な許可となったのが、平成30年1月に入ってからになった。学生ボランティアを集めるのが時期的に難しくなったため、30年度に改めて計画申請と実施をおこなうことにした。なおそれとは別に29年8月は日本科学教育学会に出席して同様な研究をおこなう研究者たちと意見交換・研究力実施をおこなう計画を立てることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成29年8月学生ボランティアを被験者とする研究計画の提出を所属大学の研究倫理審査委員会におこなったが、審査が遅れた。そのため許可された時期が平成30年1月となり、実際に学生に告示・集めることが時期的に困難になったので、30年度に計画実施を延期することにした。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き29年度の実施予定だった学生ボランティアに対する試験問題予備調査を実施し、遅れていた本調査を30年度後半に実施できるように推進する。また化学・分子模型キットの購入をおこない、後期カリキュラムの予定である1年生「化学」の講義で使用し、学生の分子立体構造の異性体と機能の関係の理解を進め、ポストテストによる理解予備調査を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成29年度の実施予定だった学生ボランティアを対象としておこなうがん治療に関する知識・理解試験作成のための予備調査実施が、研究倫理審査委員会の計画審査が遅れて実施ができなかったため。
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