研究課題
基盤研究(C)
本科研費により、恒星の明るさや進化、散開星団や銀河といった宇宙のさまざまな階層を構成する天体の距離などをテーマにしたアクティブラーニングプログラム(学習者が主体的に問題を発見し、協同してより深い学びを経験することのできる学習プログラム)の開発を行った。開発したプログラムについては研究協力者とともに実践テストを行い、アンケート等による評価を行った。学校の教員や博物館・科学館、公開天文台職員等を対象としたワークショップを開催し、開発したプログラムについて発表、広報を行った。
天体物理学・天文情報処理
本研究の目的は、アクティブラーニングの考え方を用いた学習プログラムを開発することである。宇宙に関する学習だけでなく、万有引力の法則や対数の利用などを通じて物理や数学の学習とも関連した、主体的・協働的に学習を行うプログラムの開発を行うことができた。また天体画像を用いた学習にはコンピュータの利用が必須となるが、ICTの教育にも資するプログラムとなっている。今回の開発プログラムはそのように応用が広く、先駆的なものであり、学術的意義とともにその教育的・社会的意義は大きい。