研究課題
本研究の目的は,対面授業・eラーニングによる復習・次回授業での確認からなる3段階ブレンディットラーニングに,学習者の状況に合わせて授業計画を変更して実施を行えるようにするダブルループ教授設計を組み合わせた効果的な教授・学習プロセスを持続的に実施可能な教授・学習支援システムの開発である。より具体的には,対面授業中の学習者の学習状況に応じて,教員が復習教材の構成を容易に修正できるよう,復習教材の問題を授業計画と関連づけ管理する仕組みを明らかにし,また,eラーニングによる復習実施中の状況を,次回の対面授業の計画に授業開始前の短時間で反映を可能とするため,多数の学生の復習の実施状況を俯瞰的に把握するための可視化手法を明らかとすることにある。コロナ禍の拡大により、研究計画の1年間延長を行い、研究計画最終年度となった本年は,前年度に行った,忙しい授業担当教員であっても、授業計画をWeb上から容易に変更可能なシステムの設計・実装を実環境において利用し、実用性の検証を行った。このシステムは、これまでに実装を行っていた、スマートフォンアプリケーションを用いた復習の実施状況をWeb上に可視化するシステムにおいて、授業計画を管理するサブ機能である。コロナ禍により、本研究で対象とする授業も、学期途中に授業計画の変更を余儀なくされたが、このシステムの定期的に実施される授業計画を一度の操作で追加・変更ができる機能により、容易に計画を変更できる事も確かめられた。
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教育システム情報学会研究報告
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