研究課題
本研究課題では、スーパーグローバル時代の大学間連携の展開を担う安全・安心な教育連携基盤の実現を目的としている。その実現に向け、様々な情報システムを相互利用する際、各大学における認証方式の多様化・広域化が進む中、グローバルスタンダードとなりうるアーキテクチャを新開発し、取り扱う情報の重要度に応じた適切なレベルでの利用者認証が可能となる大学間教育連携基盤の構築を目指している。本年度は、本研究において開発している次世代の展開を担う新しいアーキテクチャに対して、昨年度本学で運用を行っている金沢大学統合認証基盤に対して実際に適用して実証実験を行い得られた成果をもとにして改良を行った。そして、改良を行ったアーキテクチャを本学統合認証基盤に適用し、実運用を行った。なお、本アーキテクチャは、国立情報学研究所(NII)が中心となって進められ、現在大学間認証連携の主流となっている学術認証フェデレーション(GakuNin)において採用されているShibbolethと呼ばれるオープンソースソフトウェアをベースとした。Shibbolethをベースとすることで、将来的に多くの大学・機関が利用することが可能となるように考慮している。本アーキテクチャを実際の運用環境に適用し、さらに適用するサービスの範囲を拡大して運用し、その結果大規模な環境で安定した動作が確認できたことにより、本アーキテクチャのアベイラビリティおよびスケーラビリティを実証した。
2: おおむね順調に進展している
本年度は、開発している新しいアーキテクチャに対して、昨年度に金沢大学統合認証基盤に対して実際に適用して実証実験を行い得られた成果をもとに改良を実施した。そして、改良を行ったアーキテクチャを本学統合認証基盤に適用し、実運用を行った。本アーキテクチャは、NIIを中心とし、大学間認証連携の主流となっているGakuNinにおいて採用されているShibbolethと呼ばれるオープンソースソフトウェアをベースとしているため、多くの大学・機関が利用することが可能となる。本アーキテクチャを実際の本学運用環境に適用し、さらに適用するサービスの範囲を拡大して実運用を行った。その結果、本学の大規模環境において安定した動作が確認でき、本アーキテクチャのアベイラビリティおよびスケーラビリティを実証できた。
本年度は、開発している新しいアーキテクチャに対して、昨年度に金沢大学統合認証基盤に対して実際に適用して実証実験を行い得られた成果をもとに改良を実施した。そして、改良を行ったアーキテクチャを本学統合認証基盤に適用し、実運用を行い、本学の大規模環境において安定した動作が確認できた。次年度は、本アーキテクチャをGakuNin参加機関が利用できるよう進めていく予定である。また、遂行した研究開発の成果を発表することを予定している。
研究課題をより精緻に達成するために、次年度に研究の成果を発表する費用を計上した。
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大学ICT推進協議会2019年度年次大会(AXIES2019)論文集
巻: (1) ページ: SF4-6