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2021 年度 実施状況報告書

聴覚障害学生の主体的な学びを支える情報保障システムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 17K01109
研究機関筑波技術大学

研究代表者

河野 純大  筑波技術大学, 産業技術学部, 准教授 (90352567)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード聴覚障害 / 情報保障 / パソコンノートテイク / ディスカッション
研究実績の概要

2021年度は、前年度までに構築した情報保障システムを使用して、聴覚障害学生の学習の主体性に関する評価実験を実施する予定であった。これは、仮想の授業環境を準備し、講師役、聴覚障害学生役、健聴学生役、情報保障者役、実験者を配置した状態で、仮想の授業を実施しながら行うものである。
しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、複数の人員が集合する形(密集状態)での実験を実施することは難しく、2021年度中の実施は断念した。
この新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点や、オンライン授業が爆発的に増加している状況に鑑み、当初の対面型の授業での評価実験の計画立案に加え、
今後の幅広い活用が望まれるオンライン型の授業での評価実験の計画立案も行ったが、実験自体の実施については2022年度に延期することとなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究開始の初年度、2年度までは順調に進捗していいたが、システム開発に少し遅れが生じ、また新型コロナ感染症拡大の状況のため2021年度まで延長した。
ところが、2021年度にも先述の通り新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、評価実験を中止せざるを得なかったため。

今後の研究の推進方策

本研究では、仮想の授業状況を構築して、講師役、聴覚障害学生役、健聴学生役、情報保障担当者、実験担当者が関係する評価実験を実施する必要がある。
新型コロナウイルス感染症のためのワクチン接種が進行している昨今、感染拡大に関する対策を万全に行いつつ、2022年度中の評価実験の実施を目指してい
る。

次年度使用額が生じた理由

当初2021年度に実施予定であった、本研究における評価実験は、対面で複数の人員が関与して実施するため、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から密
になるのは避ける必要があるため、オンラインでの実施も検討したものの、実験の実施が次年度にずれ込まざるを得なくなったため。

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公開日: 2022-12-28  

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