研究課題
2018年度はScratch、micro:bit、Cricket、LEGO WEDO2.0、Programmable Batteryを教材として、小学校プログラミング教育授業およびワークショップをデザイン、実施した。また授業やワークショップを実施する学校教員、博物館等エデュケーター向け研修をデザイン・実施するとともに、映像教材のプロトタイプ開発を行った。具体的には、神奈川県内小学校での授業実施(2回)、横浜市特別支援教育総合センターと連携して特別支援教室での授業実施(4回)、小学校外(大学教室、博物館、コミュニティセンター)での小学生向けワークショップ(3回)、保護者と子どもを対象としたワークショップ(4回)を実施し、授業およびワークショップについてカリキュラムと児童の学びの観点から評価を試みた。また同年度までの研究成果として、児童の学びに重点を置いた小学校プログラミング教育として、教員が設定するプログラミングに関するスキル習得の学習目標と、児童が個々に設定する学習目標を組み合わせる授業デザイン方法について、授業実践結果を元にまとめ、Scratch@MIT2018(米国:マサチューセッツ工科大学)で発表した。
2: おおむね順調に進展している
授業、ワークショップカリキュラムの開発とともに、小学校(普通教室、特別支援教室)、社会教育関連施設(博物館、コミュニティセンター)で計13回の実践を行うことで、予定通りカリキュラムの評価を実施することができた。
引き続き、授業、ワークショップ実践を通じて、カリキュラムの改善を行う。またカリキュラムと授業・ワークショップで利用可能な資料を集めたウェブサイトを構築し、広く学校教員、博物館等のエデュケーター向けに公開する。
授業、ワークショップで使用する教材および乾電池や工作材料等の材料について、2018年度購入予定分を2019年度に繰り越して購入する(2018年度は2017年度内に購入した教材、材料で実施が可能となったため)。
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