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2018 年度 実施状況報告書

決定木(decision tree)を使用した診断学習システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K01134
研究機関九州大学

研究代表者

岡村 和俊  九州大学, 歯学研究院, 助教 (20346802)

研究分担者 吉浦 一紀  九州大学, 歯学研究院, 教授 (20210643)
徳安 達士  福岡工業大学, 情報工学部, 教授 (50435492)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード診断学習 / シミュレーション
研究実績の概要

昨年度に引き続き、臨床読影レポートに「典型症例」のタグ付けを行っている。昨年同様、嚢胞・歯原性腫瘍など症例に偏りがあったが、処置をふまえた診断学習に有用となることを意識し、膿瘍形成を伴う炎症など処置に直結する所見を有する症例も重点的に収集した。
moodleサーバーでの自動採点に関しては、学内専門家に相談して試行錯誤しているが、機構がうまく働いていない。便宜的に所見を穴埋め式のフォームとして学生に試行させているが、自由記載であるため採点も困難である。引き続き、解決策を検討している。
連携する触診患者モデルの構築に関しては、リンパ節転移の感触提示を目指した触診 感覚提示デバイスとそれを取り付ける6軸パラレルリンクロボットの開発に向けた基礎研究を行った。6軸 パラレルリンクロボットでは, 3D モデルを作成し動作検証を行った。触診感覚提示デバイスでは軟質素材内部のバルーンを空気圧により制御することでリンパ 節転移の感触を模倣したデバイスを構築した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

診断学習のプラットフォームはできているのだが、連続的に診断を行っていくモジュール部分が未完成である。

今後の研究の推進方策

施設内専門家の意見を聞き、引き続き連続的診断部分モジュールの開発を行っていくが、この機構がうまくいかない場合の代替策として、自由記載回答の自動採点などができないかも並行して考えていくこととする。

次年度使用額が生じた理由

連続的に診断を行っていくモジュール部分は構想途上であり、着手にいたっていないため。
次年度構築を行う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Development of Virtual Patient Model for Maxillofacial Palpation Training using Meshless Method2018

    • 著者名/発表者名
      Tokuyasu Tatsushi、Maruyama Tsubasa、Yamamoto Takahiro、Toshimitsu Kazuhiko、Okamura Kazutoshi、Yoshiura Kazunori
    • 雑誌名

      IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems

      巻: 138 ページ: 899~905

    • DOI

      https://doi.org/10.1541/ieejeiss.138.899

  • [学会発表] 歯科触診訓練のためのパラレルリンクロボットを用いた ハプティックインタフェイスの開発2018

    • 著者名/発表者名
      丸山翼、朱暁霊、利光和彦、岡村和俊、吉浦 一紀、徳安 達士
    • 学会等名
      第19回システムインテグレーション部門講演会(SI2018)
  • [学会発表] VR頭頸部触診訓練システムのためのMPS弾性解析に関する基礎的研究2018

    • 著者名/発表者名
      菊池美郁,利光和彦,松田千尋,宮原舞,徳安達士,山本貴弘,岡村和俊,吉浦一紀
    • 学会等名
      日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会2018

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公開日: 2019-12-27  

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