本研究はカリキュラム・マネジメントにおける学校長の役割をモデル化すること、さらに、学校長がカリキュラム・マネジメントにおいて役割を遂行していくことを支援するためのツールとしてのポートフォリオを開発することを目的とするものである。以上の目的をふまえ、2020年度には、以下の4点についての取り組みを進めた。 (1)ポートフォリオ(試案)の妥当性を検証するために、11名の校長のご協力のもと外部評価を実施した。そのデータをもとに、内容面、形式面での要修正点を明確化した。 (2)上記(1)で収集した外部評価データをもとに、ポートフォリオ(試案)を改訂した。 (3)改訂したポートフォリオを印刷し、大阪府下を含む複数の地域に配布した。 (4)本研究の成果を関連学会で研究発表するとともに、研究論文として投稿した(査読を経て採録が決定した)。
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