最終年度は、タイ、マレーシアの各高等教育機関や行政機関を訪問し、職業教育やアントレプレナーシップ教育の状況について聞き取り調査を行った。おもな訪問先は、タイではバンコクにあるChulalongkorn UniversityのSasin School of Management、King Mongkut's University of Technology Thonbur(KMUTT)、National Innovation Agency(NIA)、マレーシアではサラワク州のUniversiti Malaysia Sarawak(UNIMAS)のCentre for Applied Learning and Multimedia(CALM)である。 Sasin School of Managementでは、Dr. Nick Pisalyaput(Deputy Director)やDean Outerson氏(Ambassador and Writer-in-Redience)よりアントレプレナー教育やメンター教育の概要について聞き取りを行った。KMUTTでは、学部長はじめ多くの先生方よりアントレプレナー教育や教養教育との連携に関してヒアリングを行った。またKMUTTの産学連携の研究開発拠点であるKnowledge Exchange for Innovation Centerの施設見学と運営関係者からヒアリングを行った。Ministry of Science and Technology(科学技術省)にあるNational Innovation Agency では、Dr. Chaiyatorn Limapornvanich(Innovation Strategy Manager)、Dr. Walairatchata Mokkhavesa(Innovation Counsellor)よりNIAのタイにおける役割や活動概要、アントレプレナーシップ教育に関する活動全般についてヒアリングを行った。UNIMASではProfessor Dr Chen Chwen Jen(CALM、Senior Director)、Dr. Nor Mazlina Ghazali(Counselling Coordinator)より、教育の概要や特色あるプログラムについて、またCALMが主催する教員対象の研修プログラムや教育研究の概要についてもヒアリングを行った。 なお、最終年度であることから最終活動報告書を作成し、研究の総括を行った。
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