本研究では、ベンチャー、事業拡大、事業縮小という3段階における企業活動を確率的・動学的なモデルに定式化し、理論モデルを数理的に分析した。これによって、先行研究では知られていなかった多くの理論メカニズム(非対称情報の資産売却・倒産への影響、技術・市場価値・競合企業の不確実性の研究開発投資への影響等)を解明することができた。多数の国内外の学会等で、得られた研究成果を口頭発表し、合計9本の論文が、国際的な査読付きジャーナルに掲載された。多くの研究結果が、国際的にインパクトのある重要な結果と判断され、レベルの高い著名なジャーナルに掲載された。
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