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2021 年度 研究成果報告書

バブル崩壊の予測とバブル崩壊がマクロ経済に与える影響の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K01270
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会システム工学・安全システム
研究機関国際基督教大学

研究代表者

海蔵寺 大成  国際基督教大学, 教養学部, 教授 (10265960)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワードバブル / バブル崩壊 / 株式市場のマクロテイル・リスク
研究成果の概要

本研究は、ビューロー・ヴァン・ダイク社が提供する世界の上場企業約6万社の企業財務データベース「OSIRIS」を利用して、企業のファンダメンタルズを企業の財務データから数値的に推定し、リーマンショック前後に株価がファンダメンタルズから大きく乖離していること、また、バブルの崩壊による世界的な株式市場の変動の大部分(70%以上)が、トップ100社の大企業に対するショックによって引き起こされたことを示した。この結果は、企業のファンダメンタルズの極端な格差が、株価の暴落を通じて企業のファンダメンタルズを悪化させ、マクロ経済を不況に陥れた可能性を示唆している。

自由記述の分野

金融経済学、経済物理学、ファイナンス、マクロ経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で構築した計量モデルは、投機的バブルとバブルの崩壊を企業のファンダメンタルズからの乖離として捉える点で、ユニークな理論的視点を持っており、ファイナンス、マクロ経済学の分野に新たな知見をもたらす可能性がある。さらに、本研究で構築した計量モデルを利用することでリーマンショックのような金融市場の大変動がマクロ経済の変動を引き起こす予兆の発見が可能になると考えられ、実用面での有用性が期待できる。

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公開日: 2023-01-30  

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