• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

面倒感がリスクになる? -コスト評価に着目した安全教育プログラムの有効性評価-

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K01294
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会システム工学・安全システム
研究機関大阪大学

研究代表者

臼井 伸之介  大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (00193871)

研究分担者 森泉 慎吾  帝塚山大学, 心理学部, 講師 (50735066)
太子 のぞみ  同志社大学, 心理学部, 日本学術振興会特別研究員(PD) (70632462)
上田 真由子  関西国際大学, 心理学部, 准教授 (70823764)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード労働安全 / ヒューマンエラー / 規則違反 / 安全教育
研究成果の概要

ヒューマンエラーや規則違反などの発生メカニズム解明を目指した研究は多いが、そのような不安全行動の抑制に焦点を当てた安全教育の実証的研究は少ない。森泉ら(2014)は臼井(2008)が開発したエラー体験プログラムを用いて、安全教育の効果を検討したところ、時間コストの過大評価に起因する規則違反の抑止に、安全教育の効果があることを見出した。そこで本研究は、教育を課さない統制群を新たに設定し、教育の効果を検討したところ、教育直後には、安全教育の効果は見られず、教育効果の測定のタイミングや測定指標に、さらなる検討の余地が残された。

自由記述の分野

社会システム工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

労働災害や交通事故などの発生にはヒューマンエラーや規則違反など人間の不安全行動が関与する場合が多い。特に規則違反のような人間の敢行意図が介在する不安全行動には、教育的な介入により、その抑止が期待できる。本研究では、筆者が開発したエラー体験プログラムを用いて、確認など安全作業実施に必要な時間や労力のコストの過大評価が、規則違反に繋がることを実証的に検証しており、その教育プログラムの適切な展開は、不安全行動による事故防止など、社会の安全性向上に多大に寄与するものとなる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi