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2020 年度 実績報告書

想定地震災害後の仮住まい対策ミクロシミュレーションの拡張開発と政策提案の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K01341
研究機関専修大学

研究代表者

佐藤 慶一  専修大学, ネットワーク情報学部, 教授 (90424192)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード仮設住宅 / ミクロシミュレーション / 首都直下地震 / 賃貸住宅 / 応急修理
研究実績の概要

本研究は,想定地震(首都直下地震及び南海トラフ巨大地震)後の仮住まい対策を対象として,被災者の選択を予測するモデルを構築してミクロシミュレーションを行い,多様な世帯状況に応じた迅速で安心な仮住まいのための方策を明らかにすることを目的としたものである.平成29年から令和元年にかけて,首都直下地震及を対象に,シミュレーション用のミクロデータの整備,被験者の属性や意向に対応したインタラクティブなインターネット調査による仮想選択行動データの収集と離散選択分析,それらを用いた仮住まい対策のミクロシミュレーションの構築を完了した.同時に,南海トラフ巨大地震を対象としたシミュレーション構築にも着手し試算を行なった.
最終年度は,本研究をベースに提案し採択された東京都「大学研究者による事業提案制度」の「首都直下地震時の仮設住宅不足への対応準備」事業(令和元年~2年度)において,シミュレーション結果や都民ワークショップの結果などについて,有識者や関連団体を集めた検討会を行い,政策提案レポートを取りまとめた.同レポートは,令和3年3月末に都庁HPより公開された.同レポートの本文冒頭には,本研究で実施したミクロシミュレーションの結果が記載され,「東京仮住まい」啓発事業の推進や広域仮住まい先との事前交流など提案背景となった.また,シミュレーションの設計や計算結果等について,学術論文として取りまとめて投稿を行なった.

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2020 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Natural Hazard Information and Migration Across Cities: Evidence from the Anticipated Nankai Trough Earthquake2020

    • 著者名/発表者名
      Naoi, M., Sato, K., Tanaka, Y., Matsuura, H. and Nagamatsu, S.
    • 雑誌名

      Population and Environment

      巻: 41 ページ: 452-479

    • DOI

      10.1007/s11111-020-00346-6

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 福島原子力発電所事故後の双葉郡住民の精神的健康状態の社会的要因2020

    • 著者名/発表者名
      佐藤慶一,丹波史紀,関谷直也,除本理史
    • 雑誌名

      地域安全学会論文集

      巻: 38 ページ: 97-108

    • DOI

      10.11314/jisss.37.97

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 被災者の住まいの確保に求められる新たな自助・共助の視点2020

    • 著者名/発表者名
      佐藤慶一
    • 雑誌名

      土地総合研究

      巻: 第28巻第3号 ページ: 9-16

    • オープンアクセス
  • [学会発表] ニューヨーク市による都市型仮設住宅プロトタイプの企画デザイン2020

    • 著者名/発表者名
      佐藤慶一
    • 学会等名
      日本災害復興学会大会
  • [備考] 大学提案事業「首都直下地震時の仮設住宅不足への対応準備」政策提案レポートについて

    • URL

      https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/03/31/09.html

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公開日: 2021-12-27  

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