世界で4億人を超える糖尿病患者は、1日4-5回、指などを針で穿刺する採血型自己血糖値センサーを用いて血糖値を測定しなければならず、痛みや精神的ストレス、さらに感染症の危険を伴うなどの多くの問題をかかえている。針を刺さず(非侵襲)に連続的に血糖値測定ができれば、患者の負担を大幅に低減でき、また穿刺針やセンサーチップなどの医療廃棄物ゼロに出来るため、感染症の危険が無くなる。そして、非侵襲性の長所を最大限生かし、自宅や会社、ドラッグストアなどへの設置による、健常者を含めた気軽な健康・血糖値管理に活用することで、糖尿病人口の増加抑制はもちろん、年々増加する医療費の削減とともに、健康寿命の延伸を目指す。
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