研究課題/領域番号 |
17K01417
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研究機関 | 東北医科薬科大学 |
研究代表者 |
亀山 剛義 東北医科薬科大学, 医学部, 講師 (50761847)
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研究分担者 |
久保 隆史 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (30316096)
赤阪 隆史 和歌山県立医科大学, 医学部, 特別研究員 (70322584)
猪野 靖 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (00549793)
長岡 亮 富山大学, 学術研究部工学系, 准教授 (60781648)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 不安定プラーク / 動脈硬化 / 光干渉断層法 / 近赤外線分光法 / 血管内超音波 / 血管内イメージング |
研究実績の概要 |
オランダのエラスムス大学メディカルセンター胸部疾患センター生体医工学研究室vanSoest准教授および富山大学大学院理工学研究部長岡助教の協力により本研究Matlabプログラムの作成を行った。前所属機関倫理委員会の承認を得て和歌山県立医科大学内で得られた臨床NIRS-IVUSデータの情報処理を行い高減衰領域のマッピング 表示をおこなった。研究代表者が東北医科薬科大学に移動し、平成30年度末に東北医科薬科大学病院でもNIRS-IVUS装置の導入を行った。データ処理が可能なことを検証し、OCTデータおよびNIRS-IVUSデータを蓄積中である。NIRS-IVUSの情報によりdistal slowflowの予測が可能となり、OCTとの比較により、OCTで診断し たプラーク破裂、プラークびらん、粒状石灰化をNIRS-IVUSを用いた診断アルゴリズムで区別できることが示された。NIRS-IVUSを用いてPCI施行患者群を解析すると、PCI後のステント留置セグメントで近赤外分光法によって検出された保持脂質含有量は、その後のTLFのリスク増加と関連していることが示された。冠動脈内の脂質分布を立体的に把握することが研究推進に重要と判断し、3Dプリンターを追加購入し、冠動脈立体モデルを作成している。 本研究を推進するにあたり得た情報を元に 下記発表/論文作成をおこなった。 (論文)Ryan D. Madder , Takashi Kubo , Takeyoshi Kameyama , et.al. Target Lesion Lipid Content Detected by Near-Infrared Spectroscopy After Stenting and the Risk of Subsequent Target Lesion Failure Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology, 2021, 41.7: 2181-2189.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナ感染症流行のため研究の進捗が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
前任地の和歌山県立医科大学の共同研究者と綿密に連携をとり研究を遂行している。コロナ禍で研究遂行が遅れており、当初の計画を変更し、プラークの性状判定アルゴリズムを開発し、臨床での応用をはかっている。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナ感染症流行のため、研究遂行が困難であった。遅延しながらも順次進めている。
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