研究課題
基盤研究(C)
脳性麻痺児・者の移動能力低下は、社会参加の制約や疾病リスクとなる。そのため移動能力低下予防はリハビリテーションにおける喫緊の課題である。本研究では脳性麻痺児・者の移動能力を臨床応用可能な評価法を用いて調査した。脳性麻痺児・者の移動能力に関連する各種機能分類システム、歩行関連評価尺度の日本語版の作成、日本の脳性麻痺児・者における信頼性と妥当性の検証を行った。さらに脳性麻痺児・者の移動能力を正確に評価するには複数の評価尺度を組み合わせる必要があることを示した。
リハビリテーション科学
脳性麻痺児・者のリハビリテーションにおいて、移動能力を正確に評価するための評価尺度と機能分類システムの信頼性と妥当性を明らかにすることができた。さらにそれらは複数を組み合わせて使用することで、より実際の移動能力を詳細に評価できる可能性を示すことができた。