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2019 年度 研究成果報告書

ヒト骨格筋細胞を用いた筋萎縮予防法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K01485
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関藤田医科大学

研究代表者

中谷 直史  藤田医科大学, 総合医科学研究所, 助教 (00421264)

研究分担者 中井 滋  藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (20345896)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード骨格筋 / 筋衛星細胞 / 間葉系前駆細胞 / 異所性骨化
研究成果の概要

ヒト骨格筋由来の、筋衛星細胞と間葉系前駆細胞の単離を行い研究材料とした。当初の計画していた筋衛星細胞は分化度の優れた株の単離に時間を要したため、間葉系前駆細胞を用いたスクリーニングを実施し、天然成分由来の候補分子を1つ特定することができた。 In vitroの解析から発見した分子は骨形成を抑制する効果があることが明らかになった。今後続けてIn vivoの解析を進める予定である。骨格筋萎縮予防因子の特定のために、長期透析患者の血清を採取し、クレアチニン量をもとに筋委縮の見られる患者を特定した。今後、この患者の血清を用いて筋萎縮に関わる因子の同定を行う予定である。

自由記述の分野

細胞生物学、生化学、生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、ヒト骨格筋から筋の恒常性に関わっている、2つの細胞(筋衛星細胞、間葉系前駆細胞)を単離し、その細胞を用いて有益な化合物・薬剤の探索を行う。ヒト骨格筋から単離した細胞を用いることで、ヒトの病態に直結し、有効な化合物を同定できる可能性が高い。本研究で作用が明らかになった分子は天然由来の経口で摂取されている分子であるため、筋の恒常性を維持する新しい化合物としての可能性が高い。近年の高齢化に伴う社会において、骨格筋の恒常性の維持は非常に重要であるため、本研究結果は社会的意義が大きいと考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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