研究課題
基盤研究(C)
身体運動と呼吸負荷用マスクの装着を組み合わせて行う運動時呼吸負荷トレーニングが呼吸機能と心肺持久力の一部を向上させるという報告がある。しかしながら、このトレーニングの方法や適応について具体的な知見が不足している。本研究では運動時呼吸負荷トレーニング中の呼吸応答戦略の解明と、トレーニング継続による経時的な生理学的適応を明らかにするためのデータ取得および、これらの研究を進めるための基盤になる呼吸器モデルを構築した。
呼吸理学療法学
高齢化社会において、加齢による呼吸機能や心肺持久力の低下に対する効果的なトレーニング方法を追求することは、身体機能維持や生命予後改善に有用である。本研究により構築された呼吸器モデルを基盤として、トレーニング中の生体応答を評価できれば、健常人の運動時呼吸負荷トレーニングのみならず、多様な対象者における様々な運動療法・呼吸トレーニング手技に対する呼吸応答解析に必要な情報が解明される可能性がある