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2022 年度 研究成果報告書

視覚障害者の映像鑑賞における音声合成利用の可能性と新展開

研究課題

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研究課題/領域番号 17K01553
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関秋田大学

研究代表者

中島 佐和子  秋田大学, 理工学研究科, 講師 (40453542)

研究分担者 大河内 直之  東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (30361679)
水戸部 一孝  秋田大学, 理工学研究科, 教授 (60282159)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード視覚障害者支援 / 映画・映像 / 音声ガイド / 音声合成 / ヒューマンインタフェース
研究成果の概要

超高齢社会にあって,視覚や聴覚に障害を有する方々への映画や映像のバリアフリー化が急務である.この世界的動向に対し本研究では,音声合成や話速変換技術を活かすことにより,視覚障害者の映像鑑賞体験を充実させ,音声ガイド普及を促す道筋を探った.視覚障害者を対象とした肉声と合成の音声ガイドの比較実験から,合成音声には,話速を高速にしても聞き取れる,また,話速を高速にしても違和感が少ないなどの優れた点が得られた.これらの利点を活かし,合成音声を用いた音声ガイド制作を加速させる必要がある.そこで,音声合成を用いた音声ガイド制作ソフトを開発し,実証実験を通じて課題と可能性を得た.

自由記述の分野

福祉情報工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

視覚障害者を対象とした映画の音声ガイドの聞き取り実験,および,調査からは,視覚障害者の聴覚特性に関する基礎的知見を得ることができた.視覚障害者が日常生活を送る上で合成音声による情報収集は欠かせない.視覚障害者の感覚や意見からは,今後,社会が合成音声などの技術をどのように活用していくか,新しい音声表現の可能性を得る上で重要な視点を得られた.また,音声合成を用いた音声ガイド制作ソフトは,実証実験を通じて課題を抽出し,また,改善したことで,音声ガイド制作現場で利用価値の高い技術となった.

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公開日: 2024-01-30  

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