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2019 年度 研究成果報告書

老化促進物質AGEsと下肢筋シナジーの協関を指標とした高齢者転倒予測モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K01575
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関富士大学

研究代表者

金子 賢一  富士大学, 経済・経営システム研究科, 教授 (50337177)

研究分担者 真壁 寿  山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (60363743)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードAGEs / EMG / 下肢筋群 / 高齢者 / ウェーブレット解析 / 相関分析 / 筋音図
研究成果の概要

1.筋音図から評価した高齢者の膝関節伸展筋の活動は若者と比べ,有意に低周波数化していた.筋音図の徐波化は加齢に伴う速筋線維の減少を評価する指標と成り得る.2.歩行時の身体の安定性と視覚情報との関係を明らかにする目的で,視覚情報遮断刺激を加えた歩行時の安定性評価を行った.高齢者では30 Hzの視覚情報遮断刺激暴露に伴い,ステップ長が有意に減少した.3.下肢のAGEsと最大随意努力時のSEMGの平均パワー値(Pj)との相関分析を行った.高齢者の臀部において,AGEsとSEMGに有意な負の相関が認められた.転倒予測の指標として,臀部のAGEsと大殿筋の筋活動に関する周波数情報の相関度が有用である.

自由記述の分野

福祉工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢者の寝たきり予防やQOL(生活・人生の質)向上の観点から,下肢を中心とする運動機能評価方法の確立や能動的な運動トレーニングの必要性が叫ばれている.「骨折や転倒」は介護が必要となる原因の第3位となっており,除くべき大きなバリアとなっている.本研究は福祉工学の視点から高齢者の転倒予防を目的とし,転倒に導く下肢運動機能の低下度を膝関節伸展運動に関連する筋活動と最終糖化産物(AGEs)の相関関係から評価した.下肢運動機能の低下度に関連する中枢性因子と抹消性因子の両面から転倒のし易さの基準を構築した.

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公開日: 2021-02-19  

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