研究課題/領域番号 |
17K01582
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
和田 真一 昭和大学, 医学部, 兼任講師 (30366504)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 中途障害者 / 主体性 / 生活期リハビリテーション |
研究実績の概要 |
2020年11月から研究会議をオンラインで再開した。対面での会議や講習会が困難であるため、オンラインでの情報共有のために、ホームページやYouTubeチャンネルを開設した。研究会のホームページにこれまでの論文や会議の議事録や関連知識を載せ、YouTubeに講義動画などを載せて、適宜更新し、研究メンバーやその周囲の方々で研究の知識を共有している。新たな研究参加者にもこれまでの成果を伝えやすくなり、さらに研究を進めるための意見や考えを収集している。平均思考を排する3つの原理「バラツキの原理」「コンテクストの原理」「迂回路の原理」を考慮に入れて事例評価の見直しをした。場面・状況により異なる言動・行動や主体性を示しても、「異なる特性のどれもその人である」と考えると、より評価が妥当で、リアルなその人像を表していると考えられた。この考え方も参考に評価方法を模索している。評価フローチャートと評価表を併用する方法を試みる予定である。 https://shutaisei.blog.jp https://www.youtube.com/channel/UCNXAnmCjSIfBMQPN4yvZ6Mg 今年度の論文は、「障害の受容」と障害のある人の主体性.The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 58(1): 95, 2021.を発表した。正しい障害受容の理解と適切な対応を取るための一助になると思われる「主体性の概念」について伝え共有した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
月1回ペースでおこなっていた研究会議を、新型コロナウイルス感染蔓延のため2020年2月から休止していた。オンラインでの会議開催の準備を進め、2020年11月からオンラインで再開している。
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今後の研究の推進方策 |
オンラインの開催体制は整い、研究メンバーや新たな研究会参加者の意見を集約し、主体性評価のパイロットスタディを実際におこなっていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年2月からは8カ月程度のあいだ研究会議がストップしていた。
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