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2021 年度 実施状況報告書

「主体性」が在宅障害者の生活を改善させる ―主体性段階評価と主体性促す対応―

研究課題

研究課題/領域番号 17K01582
研究機関昭和大学

研究代表者

和田 真一  昭和大学, 医学部, 兼任講師 (30366504)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード主体性 / 中途障害者 / 生活期リハビリテーション / 脳卒中
研究実績の概要

研究会議をオンラインでおこなった。「主体性回復段階評価 進め方のポイントとQ&A」(2021年5月28日版)に沿って研究協力者に説明した。「主体性回復段階評価 進め方のポイント」の説明はYouTube動画で公開して何度も確認できる環境を整えた。パイロット研究を始める前段階として、「主体性回復段階評価票」「主体性回復段階評価フローチャート」を用いて実際の症例の評価を試みて、「主体性評価してみたシンポジウム」を開催した。「主体性回復段階評価票」「主体性回復段階評価フローチャート」「主体性回復段階評価 進め方のポイント」「適切なかかわり方」の改善点を検討して修正した。2022年9月には1.主体性段階評価 実施方法、2.主体性段階評価 実施マニュアル、3.倫理審査用:パイロット研究 研究実施計画書、4.パイロット研究 同意取得方法、5.パイロット研究 説明文書、を研究協力者で共有した。11月から症例の評価を始めており、結果を集計中である。また、同時にMPAI-4の日本語版の翻訳を開始した。MPAI-4は「脳損傷の生活期の患者」を対象としてICF全体を評価するスケールで、主体性評価研究の対象者と同様である。有用性は世界的に評価されており、日本語版を作成中である。2021年5月に「障害のある人の主体性評価の試み」を日本リハビリテーション医学会学術集会で発表した。これまでに発表した「主体性回復モデル」は、障害者心理を扱う際にも有用であり、放送大学「発達心理学特論」第15章「困難と共に生きる」にも引用された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

今年度も新型コロナウイルスの影響があった。研究協力施設でのクラスター発生や、研究協力者が濃厚接触者になったり、研究協力者の家族が感染したりして、落ち着くまで会議を延期せざるをえなかった。

今後の研究の推進方策

パイロット研究の結果解析。本研究の研究計画立案。MPAI-4翻訳の遂行。

次年度使用額が生じた理由

主体性研究会議もMPAI-4翻訳もコロナ感染のクラスターや濃厚接触者多発等により進捗が遅れた。次年度以降、MPAI-4翻訳作業の経費として使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 障害のある人の主体性評価の試み2021

    • 著者名/発表者名
      和田真一、笠井史人、岩屋毅、川手信行
    • 学会等名
      第58回日本リハビリテーション医学会学術集会

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公開日: 2022-12-28  

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