研究課題/領域番号 |
17K01582
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
和田 真一 昭和大学, 医学部, その他 (30366504)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 主体性 / 中途障害者 / 脳損傷 / リハビリテーション / 生活期 / 脳卒中 |
研究成果の概要 |
原著論文は「障害のある在宅脳損傷患者の回復につながる主体性の概念」「主体性回復モデル」「主体性回復を促す周囲のかかわり方」の3本と「障害の受容と障害のある人の主体性」のレター論文を発表した。この知見により、脳損傷による中途障害者の主体性のとらえ方の概略を示すことができ、障害者心理を扱う書籍にも引用された。また、脳損傷の生活期患者のICF全体を評価できるスケールとしてMPAI-4の日本語版を作成した。 「主体性量的評価研究会」を開催し、研究会のホームページに会議の議事録などを載せ、YouTubeに講義動画などを載せて、知見を共有している。「主体性回復段階評価票」のパイロット研究もおこなった。
|
自由記述の分野 |
リハビリテーション医学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
障害者に長期的にかかわる医療・介護・福祉の従事者の臨床現場で「主体性」の尊重は必須事項となっているものの、その概念、評価方法や主体性を促す具体的なかかわり方は言語化・体系化がなされておいなかった。私たちの「主体性回復モデル」などの知見により、脳損傷による中途障害者の主体性のとらえ方の概略を示すことができるようになった。この「主体性回復モデル」は障害者心理を扱う書籍にも引用された。 発表した「障害の受容と障害のある人の主体性」は、正しい障害受容の理解と適切な対応を取るための一助になると思われる。また、私たちはMPAI-4日本語版を作成し、脳損傷の生活期患者のICF全体を評価できるツールを得た。
|