本研究では、地域密着型の戸外活動を用い、客観的に測定した活動状況と脳萎縮、認知機能との関連を検討する。対象者は、高齢者機能健診およびMRI検査に参加し、日常生活における活動量と戸外活動状況(身体・知的・社会活動)を客観的計測できた高齢者とした。また、約4年後にMRI検査と認知機能検査を実施し、日常の活動状況と脳画像および認知機能の横断、縦断的変化について解析した。 本研究の結果、多様な活動実施は身体活動量を向上させることが示された。また、加齢により、脳萎縮の進行が認められ、日常の活動実施体制も年代別に異なる可能性が示された。縦断研究では活動の実施が認知機能の低下を抑制される可能性が示唆された。
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