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2020 年度 実績報告書

運動・スポーツ実践での人間の生の経験を重視した新しい身体教育における人間形成

研究課題

研究課題/領域番号 17K01636
研究機関東海学園大学

研究代表者

畑 孝幸  東海学園大学, スポーツ健康科学部, 教授 (00156332)

研究分担者 久保田 もか  長崎大学, 教育学部, 准教授 (80744721)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード身体教育学 / 哲学的人間学 / 身体性哲学 / 人間の生の経験 / 人間形成
研究実績の概要

本研究は、児童・生徒が抱える「心と体」の問題の解決に向けて、運動実践やスポーツ実践における人間の生の経験が児童・生徒の人間的な存在への問いと不可分であるという認識に立ち、学校教育における児童・生徒の「心と体」の問題に対して「運動やスポーツを教材とする体育に何ができるのか」という体育の人間形成の可能性について検討した。その結果、運動実践やスポーツ実践における「他者との交流」や「コミュニケーション」から得ることのできる人間の多様な生の経験を体育という人間形成の営みに取り込むことによって、児童・生徒が直面する「心と体」の問題を解決する方策を提示することができた。
昨年度前半に始めた「『心や体』の問題に直面する児童・生徒に対して体育に何ができるのか」という課題の考察は、新型コロナウイルスの感染症の広がりから当初の計画通りに研究が進行しなかったため、本年度末まで一年間の研究期間延長を申請し、研究分担者を追加して共同で研究を進める体制を整えた。
本年度は、これまで研究が計画通りに進まなかったため残された課題に関して行う研究代表者と研究分担者の打合せも新型コロナウイルスの感染拡大が治まらないためままならず、両者が共同して研究を進めるということが思いのほか困難であった。そのため、研究代表者と研究分担者が行った研究の成果を総合的に取りまとめる段階にまでは至らなかったが、「運動やスポーツを教材とする体育が児童・生徒の『心や体』の問題に対して何ができるのか」という問題意識のもとに、研究代表者と研究分担者のそれぞれが行った研究結果を反映した成果を公表することができた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 「主体としての身体」からこれからのスポーツを展望する2021

    • 著者名/発表者名
      荒牧亜衣, 佐良土茂樹, パトリック・グリューネベルグ, 関根正美, 畑 孝幸
    • 雑誌名

      体育哲学年報

      巻: 51 ページ: 41-52

  • [雑誌論文] 体育科・保健体育科における運動観察能力のポイント化の必要性―思考・判断し、表現する能力の育成に向けた運動学習を目指して―2021

    • 著者名/発表者名
      久保田もか, 高橋浩二, 河合史菜, 峰松和夫, 溝上 元, 森 小夜子, 若杉一秀, 岩本あさみ, 橋田晶拓, 宇野将武
    • 雑誌名

      長崎大学教育学部紀要

      巻: 7 ページ: 41-48

  • [雑誌論文] バレーボールにおけるスパイクの技術改善に向けた授業実践の一事例2020

    • 著者名/発表者名
      久保田もか
    • 雑誌名

      長崎大学教育学部教育実践研究紀要

      巻: 19 ページ: 207-214

  • [雑誌論文] 体育授業におけるバレーボール指導のための基礎的研究―スパイクの指導法を探る―2020

    • 著者名/発表者名
      久保田もか
    • 雑誌名

      バレーボール研究

      巻: 22 (1) ページ: 49-60

    • 査読あり
  • [学会発表] スパイク技術指導ポイントと大学体育授業における学習者の理解度2021

    • 著者名/発表者名
      久保田もか
    • 学会等名
      日本バレーボール学会第26回大会
  • [学会発表] Prospects of sport through the viewpoint of body as subject (General Symposia W01-PS14)2020

    • 著者名/発表者名
      Aramaki, A., Hata, T., Sarodo, S., Grueneberg, P., Sekine, M., & Hata, T.
    • 学会等名
      The 2020 Yokohama Sport Conference
    • 国際学会

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公開日: 2021-12-27  

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