研究課題/領域番号 |
17K01646
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研究機関 | 東京未来大学 |
研究代表者 |
鈴木 公啓 東京未来大学, こども心理学部, 准教授 (60569903)
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研究分担者 |
川田 裕次郎 順天堂大学, スポーツ健康科学研究科, 助教 (40623921)
真家 英俊 東京未来大学, こども心理学部, 准教授 (70759224)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 焦点距離 / 姿勢 / 歩行 / 感情 / 情動 |
研究実績の概要 |
本年度も,引き続き,申請しているテーマに関する研究を実施するための準備を進めていた。 昨年の研究において,遮蔽物までの距離および頭部の上下の傾きが心理・生理状態に及ぼす影響について検討をおこなった。そしてその結果からは,従来示されていた頭の傾きの影響が,遮蔽物までの距離の影響が交洛したものである可能性が推察された。 そのため,本年度は,トレッドミルで歩行をおこっている最中に,遮蔽物までの距離をコントロールしたうえで,それらが心理・生理状態に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし,研究の準備を進めていた。実験準備は順調に進んできたといえる。 しかし,自然災害(台風)による実験施設周辺の冠水や停電などにより,実験環境の手配に問題が生じたため,リスケジュールをおこなった。そして,年度末に実験をおこなうこととし,改めて実施直前までの準備を終えた。 ところが,年度末には新型コロナウイルスのために,実験実施をおこなうことができず,直前にて計画を変更せざるをえなくなった。対面実験であり,また,唾液を扱うことなどから,今後どのように進めて行くか考えなければいけない状況にある。状況を見ながら,次年度に実施したいとは考えている。 なお,昨年度までの成果を国際会議(XVI European Congress of Psychology)で発表したり,また,国際誌への投稿をおこなうなどし,成果の公表につとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
自然災害(台風)による実験施設周辺の冠水や停電などにより,実験環境の手配に問題が生じたため,リスケジュールをおこなった。そして,年度末に実験をおこなうこととし,実施直前までの準備を終えた。 ところが,年度末には新型コロナウイルスのために,実験実施をおこなうことができず,直前にて計画を変更せざるをえなくなった。対面実験であり,また,唾液を扱うことなどから,現時点ではすぐには実験を実施できない状況にある。 このように,本年度は予定の通り実験を実施できなかったという点では進捗状況にやや遅れが生じていると判断される。
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今後の研究の推進方策 |
実験の準備はすでに終えている。 しかし,対面実験であり,また,唾液を扱うことなどから,現状では実験をおこなうことができない。 今後どのように進めて行くか考えなければいけない状況にあるが,状況を見ながら,次年度に実施したいとは考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
様々な災害によりスケジュールが変更になったり実験実施が不可能となったために,主に実験に係わる予算が使用できないこととなった。例えば,実験参加者への謝礼や,実験協力者への謝礼などである。 次年度に実験を実施することによって,適切に使用する予定である。
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