これまでのスポーツ史研究は、個々人による個別テーマ研究に帰するところが多く、国籍を超えて共同研究を行うには限界があった。本研究は、一国史を超えた世界史のトランスナショナルなスポーツ史像の確立を目指す研究であるため、自ずと海外における研究者との連携が必要となる。研究成果の公表もその協働の成果として、国際的な言語で公表することが不可欠であった。したがって、海外の研究者との連携体制を確立し、国際体育スポーツ史学会(ISHPES)等の国際的な学術の公表の機会を重視した。とりわけ、大英帝国主義が日本に与えた影響を国際的に明示することで、今後国際的な共同刊行物や国際共著として出版できる可能性を生んだ。
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