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2023 年度 実績報告書

レジスタンストレーニング前にストレッチングは必要か?

研究課題

研究課題/領域番号 17K01679
研究機関酪農学園大学

研究代表者

山口 太一  酪農学園大学, 農食環境学群, 教授 (40438362)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2024-03-31
キーワードストレッチング / レジスタンストレーニング / 筋肥大 / 筋力向上 / ウォームアップ
研究実績の概要

ストレッチングは競技力向上はもとより,健康の保持増進,疾病の予防改善をねらって行われる各種トレーニング前にもトレーニング効果を高める目的で慣習的に実施されている.しかしながら,実際にはストレッチングの実施がトレーニング効果に及ぼす影響は明確ではない.そこで本研究は筋肥大および筋力向上を目的としたレジスタンストレーニングを対象にスタティックストレッチングおよびダイナミックストレッチングの実施がトレーニング効果に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.

研究期間後半が新型コロナウイルス感染の流行に重なったことで計画していた実験を行うことができなかった.得られた研究成果としては,各種ストレッチングがレジスタンス運動のパフォーマンスに及ぼす影響ならびに各種ストレッチングがレジスタンストレーニングの筋肥大や筋力向上のトレーニング効果に及ぼす影響について検討した研究をレビューしたことが挙げられる.レジスタンス運動前のスタティックストレッチングがレジスタンス運動のパフォーマンスに及ぼす影響については,レジスタンス運動の主働筋群に対するスタティックストレッチングの実施時間が30秒以上で,かつ合計の伸張時間が比較的冗長な場合においてレジスタンス運動のパフォーマンスの低下を示した研究が散見された.また,レジスタンストレーニング前のスタティックストレッチングがトレーニング効果に及ぼす影響については,各トレーニング時の総挙上重量に負の影響を及ぼした研究で,スタティックストレッチングがトレーニング効果を減じることが示されていた.一方,レジスタンス運動前のダイナミックストレッチングがレジスタンス運動のパフォーマンスに及ぼす影響について検討した研究ならびにレジスタンストレーニング前のダイナミックストレッチングがトレーニング効果に及ぼす影響について検討した研究は限られており,明確な知見は確認できなかった.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Acute effects of different rest period durations after warm-up and dynamic stretching on endurance running performance in male runners2023

    • 著者名/発表者名
      Yamaguchi Taichi、Takizawa Kazuki、Shibata Keisuke、Tomabechi Nobuyasu、Samukawa Mina、Yamanaka Masanori
    • 雑誌名

      Sport Sciences for Health

      巻: in press ページ: -

    • DOI

      10.1007/s11332-023-01149-6

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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