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2019 年度 実績報告書

筋力トレーニングにおける最大反復回数の実施はトレーニング効果を最大化するか?

研究課題

研究課題/領域番号 17K01693
研究機関日本体育大学

研究代表者

岡田 隆  日本体育大学, 体育学部, 准教授 (80532647)

研究分担者 菊池 直樹  日本体育大学, 体育学部, 准教授 (10739478)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードレジスタンストレーニング / Velocity loss / 高強度 / 低強度 / スクワット / ベンチプレス
研究実績の概要

本研究では、最大反復回数(オールアウト)まで行う低負荷のレジスタンストレーニングが、速度を基準とした疲労まで行う低負荷のレジスタンストレーニング と比較して、短期的および長期的にどのような適応に影響を及ぼすのか検討した。
対象者27名は、週2回ベンチプレスを用いて8週間トレーニングを行なった。対象者は、低負荷でオールアウトまで行う群(LVoF: volitional failure, n=9)、低負荷で速度的疲労まで行う群(LVeF: velocity fatigue,n=8)、高負荷で行う群(HL: high-load,n=10)に無作為に分類した。トレーニング内容は、LVoF群は、最大挙上重量(1RM)の40%でオールアウトまでの回数、LVeF群は挙上速度が20%低下するまでの回数、HL群は80%1RM8回を各群3セット行なった。測定は筋力、筋肥大、持久力、パワーの評価をトレーニング前後で行った。3つの群の間でトレーニング量に差はなかった。LVoF群とLVeF群におけるレジスタンストレーニングによる適応は、急性反応である筋浮腫、乳酸の増加、長期的な適応である筋肥大や筋力向上は同様であった。しかし、LVoF群とLVeF群はHL群と比較して短期的な適応が高く、持久力向上は優れていたが筋力向上はHL群よりも低い値を示し、レジスタンストレーニング による筋機能の適応は異なった。これらの結果から、低負荷でオールアウトまで行うレーニングは、トレーニング量の等しい速度的疲労まで行うトレーニングと同様に、筋肥大を誘発することを示した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Effects Of High-intensity Strength Training On Muscle Strength Gain And Muscle Hypertrophy In Males And Females: A Meta-analysis.2019

    • 著者名/発表者名
      Yukina Mochizuki, Naoki Kikuchi, Noriko Kaji, Takashi Okada, Kentaro Terada, Yoshiaki Haakaku, Nobuyasu Tomabechi, Toshiaki Soga, Tomoya Era, Naoyuki Kobatake, Tetsunari Nishiyama.
    • 学会等名
      66th ACSM annual meeting.
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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