研究課題/領域番号 |
17K01704
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研究機関 | 関西医療大学 |
研究代表者 |
井口 理 関西医療大学, 保健医療学部, 講師 (00531253)
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研究分担者 |
下河内 洋平 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (80465632)
篠原 純司 九州共立大学, スポーツ科学部, 教授 (40622048)
寺田 昌史 立命館大学, スポーツ健康科学部, 講師 (50779064)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | バランストレーニング / 片脚立位 / 足関節底屈位 / 慢性足関節不安定症 / CAI / 足関節捻挫 / 足関節動揺性 |
研究実績の概要 |
研究段階を、研究環境の整備、予備実験、本実験のトレーニング介入前のデータ収集、本実験のトレーニング介入後のデータ収集、データ解析/分析、研究成果の公開、に分類すると、本実験のトレーニング介入後のデータ収集まで進んでいるが、被験者数を増やす必要がある。 本年度は、研究協力者の数を増やして追加実験を行う予定であったが実施できず、データの解析を中心に行った。 これらのデータはキネティック/キネマティックデータから成り、本研究の目的である、足関節底屈位によるバランス系トレーニングによって、足関節の神経筋調節機能がどのように変化するかを多角的に検証するためのものである。足関節の矢状面における角度と床面の安定性の違いにより足関節の神経筋調節機能が異なる可能性が考えられる。そのため、これらのデータは床の傾斜条件や安定性条件を変化させたときの効果を検証するための基礎になるデータとなる。条件が異なる床面上では活動する筋肉とその活動様式が異なることが明らかになるので、足関節捻挫予防およびリハビリテーションにおけるより効率的なトレーニングに示唆を与えることができる。 今後は、これらのデータを基により効果的な足関節捻挫予防トレーニングを開発したり、慢性足関節不安定症(CAI)の患者に対して、本研究で行ったトレーニング方法である足関節底屈位で床面が不安定となる状態で方脚立ちトレーニングを行った際に、どの様な効果があるかを検証したり、足関節捻挫を受傷した患者に対してリハビリテーショントレーニングとして用いた際の効果を検証する事を進めていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍で実験ができない状態で、被験者数を増やすことができなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
被験者数が当初の予定に満たないので、今後実験が再開できるようであれば追加実験を行う。また、追加実験が行えないようであれば分析方法を変更し、結果を日本国内および海外のスポーツ医学やスポーツ科学に関する学会において原著論文として日本国内および海外の学術誌に発表し、広く世間に公開する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度は実験が行えず、人件費・謝金・論文投稿費などの支払いがなかったため。 次年度はこれらの費用が計上される予定である。
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