本研究は,ARビデオを用いた飛込,AS,水球競技の科学サポート・システムの構築を目的とした。飛込競技では,1台のカメラ映像を対象に離台地点に矢状面座標を動かすTwo points perspective 2D-DLT法を新規開発した。離台から入水までの移動軌跡を放物成分と回転成分に分離し,定量化および可視化した。AS競技について,水面上の移動軌跡と時間を定量化および可視化した。水球競技について,水面上のプレーヤーを自動認識し可視化する方法を検討した。物体検出はKeras-YOLO3による精度が高かった。今後,様々な水泳関連動作のAI学習モデルを作成することが次への課題とする。
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