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2017 年度 実施状況報告書

チェアスキーのためのバリアフリーデザインをどのように進めるか

研究課題

研究課題/領域番号 17K01724
研究機関広島大学

研究代表者

浦邉 幸夫  広島大学, 医歯薬保健学研究科(保), 教授 (40160337)

研究分担者 前田 慶明  広島大学, 医歯薬保健学研究科(保), 講師 (10536783)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードチェアスキー / ゲレンデ / ファシリティ / バリアフリー
研究実績の概要

広島県のスキー場について、情報収集を行ってきた。特に、ファシリティ(駐車場、トイレ、更衣室)とファシリティ間の移動についてである。全般的に設備が古くなり、新規投資が困難であったが、その分をソフト面(スタッフの人手による介助など)で補うことが行われていた。
2018年1-2月に行われた、全日本障がい者スキー競技会に共同研究者が参加した。その際に、長野県のスキー場で現地調査を行った。特に、駐車場からゲレンデへのアクセスについて、利便性が図られていることが分かった。トイレについてもバリアフリーとなっており、スペースも広くとられていることが分かった。広島県で新規の設備を加える際には、ぜひ多用途なトイレを設置すべきことが分かった。駐車場からゲレンデまでは高低差があることは否めないが、長野県ではエレベーターによってバリアが解消されていた。
広島県のスキー場では今後、チェアスキーで障がい者がスノースポーツに親しむことを推進したいと考えている。そのためには、ファシリティなどハード面の不足分をソフト面のサポートで補うだけでなく、新規にトイレや更衣室等を整備する必要性がうかがわれた。また、チェアスキーの競技者や愛好者を増やす試みも必要であると考えられた。
長野県では、チェアスキーの参加者も多く、ハード面の充実にくわえ、利用者自身が自分の努力でバリアフリーにより近い状態でスノースポーツを楽しんでいる実態を今後とも調査を進めながら広島県でのチェアスキー普及につなげていきたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現在、調査を2回する予定が一回しかできなかったので、本年度にその分を加えたい。
しかし、全日本チェアスキー大会で多くの情報が得られたことで、今後の研究がスムーズに進展するものと考えている。

今後の研究の推進方策

全日本チェアスキー大会のみでなく、他の大会で調査を行う。スキー場のファシリティ等のバリアフリー調査のみでなく、利用者の立場でどのような利便性を追求すべきか検討していく。
そのためには、現地での実地調査を計画し、実施していく。

次年度使用額が生じた理由

大会主催者側の都合により、現地調査を2回行う予定が1回しか行えなかったため次年度使用額が生じた。これについては、今年度の現地調査を増やすことで対応する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] The difference of dominant and non-dominant leg2018

    • 著者名/発表者名
      Yukio Urabe, Noriaki Maeda, Naoki Tonegawa
    • 学会等名
      36th SITEMSH Congress
  • [学会発表] 広島県と長野県のスキー場における障がい者への対応2018

    • 著者名/発表者名
      浦辺幸夫、前田慶明、他
    • 学会等名
      第6回 日本アスレティックトレーニング学会

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公開日: 2018-12-17  

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