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2018 年度 実施状況報告書

チェアスキーのためのバリアフリーデザインをどのように進めるか

研究課題

研究課題/領域番号 17K01724
研究機関広島大学

研究代表者

浦邉 幸夫  広島大学, 医歯薬保健学研究科(保), 教授 (40160337)

研究分担者 前田 慶明  広島大学, 医歯薬保健学研究科(保), 講師 (10536783)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードチェアスキー / バリアフリー / パラスポーツ / 障がい者スポーツ
研究実績の概要

チェアスキーは冬季のスポーツであるが、東京オリンピック・パラリンピックを前に、活況を感じている。本研究年度では、長野県で行ったスキー場でのバリアフリー状況をもとに、広島県のスキー場で行った過去の調査内容と比較したものを学会発表を行い、「日本アスレティックトレーニング学会誌」(学術誌)に投稿した。さらに、福島県でチェアスキーの競技者並びに介助者の技術研修会に参加した。そこで、チェアスキーの現場で発生している事故など含めて、どのような問題があるかを調査した。バリアフリーのハード面の調査に加え、介助者の活動を含めたソフト面まで立ち入って今後の調査に活かしていく予定である。

今回の調査では、バリアフリーというハード面での問題だけではなく、多くの障がい者がチェアスキーに親しむためには何が必要なのか、すなわちソフト面のバリアフリーにまで立ち入って研究が進むと考えている。
さらに、チェアスキー介助者で多くの外傷が発生していることがわかった。この外傷調査については前例がなく、この研究を進めることが安全に多くの人がチェアスキーに親しむためには必要であると考えられる。
以上、今期の研究内容として提示する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

1.学術誌「日本アスレティックトレーニング学会誌」に投稿した。
2.フィールドワークでのデータからさらに学会発表ならびに論文作成が進められる。
3.ソフト面(外傷調査)などを加えることで、研究の内容が充実する。
4.国際学会での発表、英語論文の作成が可能な状態になった。

今後の研究の推進方策

1.日本アスレティックトレーニング学会での発表(2019年7月)。  2.学術誌「日本アスレティックトレーニング学会誌」への論文投稿。  3.日本臨床スポーツ医学会での発表(2019年11月)。  4.学術誌「日本臨床スポーツ医学会誌」への論文投稿
5.SITEMSH(2020年3月)での学会発表。  6.日本チェアスキー協会指導者育成部のメンバーや他のチェアスキー介助者からの情報収集を続ける。  7.2020年1-3月にフィールドワーク(長野県、福島県)を予定。

次年度使用額が生じた理由

傾斜計を購入したが、計画していたものよりも安価に購入が可能であった。フィールドワークは3名で出かける予定が1名となったので、費用が減額となった。次年度は、これらを活かし、積極的に研究を進めるために使用したい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 広島県のスキー場と長野県のスキー場のバリアフリー状況の比較2018

    • 著者名/発表者名
      浦辺幸夫、竹内拓哉、藤下裕二、笹代純平、前田慶明
    • 学会等名
      第7回 日本アスレティックトレーニング学会

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公開日: 2019-12-27  

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