国内外の糖尿病治療ガイドラインにおいて食事療法の主目的は減量に位置づけられており、非肥満タイプに対してそのまま適用することは難しい。日本人に多くみられる非肥満の2型糖尿病患者におけるメタボリックフレキシビリティについて検討した本研究は、国内糖尿病患者の食事療法および運動療法のガイドラインに貢献できるエビデンスの一つに位置付けられる。また近年、アジア諸国における糖尿病患者の増加は著しいことから、日本人だけでなく、欧米人に比べて痩せの傾向にあるアジア人を対象としたガイドラインの提言にもつながると期待している。
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