運動器の障害は筋力、柔軟性、協調性(モーターコントロール)機能の低下によって、ある組織に負荷が加わり続けて発症する。器質的損傷をきたした際には手術などの整形外科的加療が必要となるが、器質的変化を生じる前の運動器障害に対してはこれらの身体機能を向上させることが有効な対処方法となる。 本研究ではワイヤ電極を用いて、深層筋である菱形筋、腹横筋、腰方形筋、梨状筋、後脛骨筋の活動解析を行い、さまざまな動作時の筋活動様式を解析し、これらの筋群の活動特性を明らかにした。またこれらの筋群を賦活化させるためのアスレティックリハビリテーションの方法について解析し、より有効性の高い方法を考案した。
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