ポストコロナ社会における働き方は時差出勤やテレワークが推奨され大きく変貌しようとしている。今回の我々の研究で明らかになった個人のクロノタイプを重要視することが理想の勤務形態の最も重要な点であるとの結論は上記したポストコロナ社会における働き方に寄与すると考える。すなわち時差出勤やテレワークなどの勤務において個人のクロノタイプ(朝型、夜型)を科学的に評価し、単に感染予防という観点からだけでなく、これまで集団として働く際に認識されていなかった個人の生理的リズムを尊重する視点を加えることができれば、これまでの我が国の働き方の負の側面を一掃することが可能となり、さらなる健康増進が得られるものと考える。
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