今年度は、研究成果をまとめ発表するために1年延長し実施した。 任意型健康診断参加者2456名(男性1409名、女性999名)を対象に健康診断結果と疲労に関連する解析を実施した。各年代で共通して疲労得点と関連のある項目は腹囲と中性脂肪であったことから、疲労と代謝には関連があることが示唆された。また、30代で既往歴有の対象者は、既往歴無の対象に比べ疲労得点が高かったことから、疲労と疾患の関連も示唆された。今後対象者の人数を増やし、性別・年代を分けた詳細な解析を実施することで、疲労が疾患や疾患前段階の指標となる可能性について検証する必要がある。 うち87名に対しては血液中細胞外小胞を測定しその関係を検証を開始した。性別・年代別のデータ数が少なく解析の結果から現時点では有意な関係性は認められていない。
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