研究課題/領域番号 |
17K01832
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研究機関 | 神戸女子大学 |
研究代表者 |
丸山 有希 神戸女子大学, 看護学部, 准教授 (50759389)
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研究分担者 |
津田 聡子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (20616122)
菅野 由美子 神戸女子大学, 看護学部, 講師 (60549145)
高田 哲 神戸大学, 保健学研究科, 名誉教授 (10216658)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | てんかん / 小中学校 / 坐薬 / 健康管理 |
研究実績の概要 |
当初の計画では、2020年度は、てんかん発作に関する学校での対応について記載した、てんかん発作対応マニュアルを完成させて、それをテキストとして用いた小中学校の教員向けの研修会を開催し、研修会の参加者に実施したアンケートを用いて、作成した研修プログラムの評価を行う予定であった。しかし、COVID-19感染防止のため、6月に予定していた研修会を開催することができなかった。年度当初は打ち合わせのための会議もなかなか開催できなかった。年度後半にインターネットを用いた遠隔会議を開いて、今後の予定について話し合った。また、製本を予定していたてんかん発作対応マニュアルについても、国際抗てんかん連盟(ILAE)のてんかん発作型分類とてんかん分類の内容に改定があったため、見直しを図ることとなった。 2020年度は、てんかん発作対応マニュアルの原稿の見直しと修正、および次年度の研修会開催のための研修プログラムの見直しを行った。てんかん発作対応マニュアルは、監修担当の小児神経会の意見を踏まえ、原稿のILAE分類の改定前の表現を改定後の表現に修正する作業を中心に見直しを行った。また、研修プログラムについても、コロナ禍での実施を踏まえて、会場の設営や参加者の体調の把握、感染防止対策などについて再度検討した。また、2018年度に実施した小学校教員と養護教諭のインタビューを論文にまとめ、神戸女子大学看護学部紀要に投稿、採択された。 2020年度が研究の最終年度であったが、コロナ禍のため計画通りに研究をすすめることができず、2021年度に1年間期間を延長し、てんかんと発作対応に関する研修会の開催と、それに伴う研修プログラム評価などの研究を進める予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究のため作成した研修プログラムを用いた研修会を2020年6月に実施予定であったが、COVID-19の感染拡大のため、実施することができず、研修プログラムの評価ができなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間を1年延長し、2020年度に予定していた研究内容を2021年度に持ち越した。 コロナ禍は続いているが、感染予防についての対策はある程度固まってきつつあるため、2021年度は感染防止に最大限の配慮をしながら、作成したマニュアルと研修プログラムを用いて研修会を実施し、評価を行っていく。 研修会の開催には感染防止が最大の課題であるが、参加者を少人数に絞り、広めの会場を設定して密集を回避する。また、受付での検温や問診により参加者の体調を把握、会場入口での消毒、マスク着用の徹底などの対応を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍のため、研究を予定通りに進めることができず、研究機関を1年延長したため。
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