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2019 年度 研究成果報告書

骨格筋を標的とした有酸素運動とEPAによるメタボリック症候群での介入の展開

研究課題

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研究課題/領域番号 17K01842
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用健康科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

小池 晃彦  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (90262906)

研究分担者 岩間 信太郎  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (00733536)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード老化 / インスリン抵抗性 / メタボ / サルコペニア / フレイル
研究成果の概要

Sarcopenic Obesityは、老化による筋量減少と肥満による内臓量脂肪増加が併存する状態である。肥満による慢性炎症が、骨格筋の合成を低下させ筋量の低下を引き起こすかどうかを、食事性肥満モデルと老化促進モデルで検討するとともに有酸素運動の効果も検討した。
肥満や老化では、慢性炎症やインスリン抵抗性は増加するが、高脂肪食の投与は、骨格筋合成の低下は引き起こすことはなく、回転ホイール走による有酸素運動との併用は、筋量を増やす可能性が示された。したがって、サルコペニアを予防する上で、高脂肪食と有酸素運動の併用が有効な可能性があるが、筋内異所性脂肪増加や代謝異常を起こさない方法である必要がある。

自由記述の分野

スポーツ医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

人生100年時代では、超高齢期の生活の質向上が医療の目標となっており、筋力低下に代表されるフレイルな状態の予防対策が求められている。若~中年期では、肥満による代謝異常予防のため、動物性脂肪とカロリー摂取制限が有効だが、老年期以降では、フレイルの予防に視点をシフトした食事と運動が必要となる。動物性脂肪摂取は、代謝異常を引き起こすが、サルコペニア予防からは、有効な可能性もある。有酸素運動は、レジスタンス運動とは異なり筋量増加に対する効果は小さいが、高脂肪食による代謝異常を予防し、かつ高脂肪食との併用で骨格筋を増加させる(あるいは維持する)効果が期待できる可能性がある。

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公開日: 2021-02-19  

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